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サントリー山崎蒸留所@山崎(大阪)

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ここ、車窓からはよく見ていたが、降り立ったのは初めて。
京都からJR東海道線大阪へ向かう普通で、
京都から4駅目(西大路、向日町、長岡京、そして山崎)。
案外近かったのね〜。

製造工程を見てもおもしろいかなぁ〜???
と最初は思った。
だがなかなかどうして。
結構楽しめる。

まずウィスキーの歴史に触れる。
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ウイスキー館には、7000種類の原酒が並び圧巻!
こういうのに弱い私。
だって綺麗なんですもの。

そしてガイドツアーに出発。(10時から15時まで一時間置きに出発)

まず仕込み・発酵室。
(原料の二条大麦から出来る麦汁を発酵槽に移し、酵母をプラスして
発酵へ。アルコール度数7%のもろみを作ります・・・ほとんど
ビールくらいか)

ここは発酵の匂いが充満している。
でも味噌やチーズとは、また違う感じ。
嫌いな匂いじゃない。

次に蒸留
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(銅製の蒸留釜、ポットスチルで二回の蒸留。無色透明なニューポットと
呼ばれる原酒の源が完成)

この写真は、再溜釜4基、向かいには初溜釜4基が。
釜の形が微妙に違い、それによってニューポットも
様々に変化するとのこと。
この部屋はもっといい香り。
アルコールに弱い人ならこの匂いだけでも酔った気分になるかも。
って、それはないか。
りんごのような芳醇な香りがする。
癒し効果抜群。(笑)
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ニューポットが出てきています。
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この状態だと、焼酎。

最後貯蔵。
(無色透明の原酒、ニューポットを、樽の中でゆっくりと熟成させ、
色と香りを身につけます)

ここは厚い壁の部屋。特別な温度管理はなし。外気温の2ヶ月遅れで
この部屋の温度は変動する。と言うことで、私が伺ったときは
外は3月の終わりなのに、この中は1月の終わりとの説明が。
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右は何年か過ぎたもの、左は更に数年経過したもの。
色もかなり濃くなっています。
樽の中のお酒の量が変化する事を「天使の分け前」と言う。
ウイスキーの琥珀色は、樽の素材によって
色が変わり、香りも変わる。

バーレル***容量180リットル。バーボンウイスキーを
詰めた空き樽で、上品な木の香りが特徴の原酒をはぐくみます。

ホッグヘッド***容量230リットル。バニラのような甘い芳香を
もつ華やかな原酒に育つのが特徴。

シェリーバット***容量480リットル。シェリー酒の貯蔵用に
使われた樽。赤く輝き、深みのある熟成香の原酒を育みます。

和樽***容量480リットル。北海道産のミズナラで作られた樽。
お香の伽羅を思わせる香りが、この原酒の特徴です。

パンチョン***容量480リットル。すっきりとして木の香りが
特徴の原酒を育みます。山崎蒸留所の原酒の多くはパンチョン樽で、
熟成します。


樽の間を通り、清水を見る。
お酒造りには「水」がとても大事。

試飲室でウイスキー「山崎12年」とその清水を頂く。
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水はまろやかで、角がないというか・・・全然癖がない
さらっとしていた。
それで作った氷と水は、ウイスキーの味を全く邪魔しない。
とっても美味しかった。
アルコール好きの人なら、とっても嬉しいところでは
ないでしょうか?(^.^)
30分くらい試飲の時間があったでしょうか?
中には4杯くらい頂いている方も。

そうそう、今・・・樽ごとお買いあげというシステム。
「オーナーズカスク」
というのがあるらしい。
「世界で唯一つのモルトを所有する」
贅沢ですよね・・・
ちなみに価格は一樽「50万円から3000万円まで」
(一樽から240〜640本くらいのボトルがとれそうです
...750mlのボトルとして)
高いとみるか、安いとみるか。(笑)

by t.4.2.vm_ski | 2006-04-06 11:08 | event