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養老孟司さん

今夜は、養老孟司さんの話を聞きに行ってきた。
って、中西夏之さんとの対談だったのだが・・・
対談と言うからには、もっと二人で話をするのかと思っていたら、
それぞれ代わりばんこに話をしていた。
(それで対談なのか??)
やっと盛り上がってきて、二人がお互いを見て話を
し始めたら、司会者が締めてしまった。
時間が決まっているとは言え、勿体ない感じ。

養老孟司さんの話は、おもしろかった。
(「バカの壁」は未だに読んでいないのだが(^^ゞ)

何かを見る時に本当は「輪郭」なんてものはない。
そこに「線」は存在しない。
線を引く事から絵を描く事が始まると・・・

本当にそうだと思う。輪郭を作っているのは、自分の脳。

また昔の人体解剖図を見て、ある人が描いたものには
臓器それぞれに「色」がついている。
なぜその人は色を付けたか?
それは自分が「本物」を見たと言う証明になる。
見ていない人には、その物の色が分からない。
(今の時代のように誰でも大体の臓器の色を
知っているわけではない)
実際にそのものを見た人のみ!がその物の「色」を
描く事が出来る。

なるほど〜〜〜。確かに!!
色って、素晴らしいなぁ。

中西夏之さんが・・・何かを見る時に、漠然と見ていると
はっきりと見えて来ないが、そこにパチンコ玉のほどの
ものを置くとそこが盲点になって、その先の景色が
意外とはっきりと見えてくる。

それはおもしろい。何か見えないように目隠しをすると
人間の脳は、他の部分をはっきりと見せようとするのか?

また脳は・・・病気などで見えない箇所が出てくる(景色が
黒く抜け落ちてしまう?)と、その場所を妙なもので
補うらしい。不思議な像を描きだすとか。

とっても不思議、脳の神秘。

耳には蓋がついていないけど、目には蓋がついている。
それは目に飛び込んで来るものを遮断するために
ついているのでは?
それだけ目から入ってくるものは、インパクトが強いと言う事か?
耳は・・・聞きたくない話は案外と拾っていないものである。
だから蓋がないのでは?

なるほどね〜〜。
確かに話は集中して聞いていないと、全然残っていないものね。
と言いつつ、目で見たものも意識を集中して見たものと
ダラダラと入ってきたものとでは、ちょっと違う気もするけど。

また触覚も大事だ。手袋をはめて物を触っても、
本当の感触をつかめないので・・・直に自分の手で
ものに触れたほうが、いい。
ものを知るためには、自分の五感をフル活用!?

中西さんが正面の目から見るのではなく、背中から
ものを見るようにしてると言われたけど・・・
それは理解不能だった。出来ない。そんなことは。(笑)

印象に残った話を書いてみたが、コンパクトにまとめすぎたか。(汗)
ダラダラした話は、確かに脳に残らなかったみたい。(笑)

by t.4.2.vm_ski | 2005-10-27 22:59 | study